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【トランプリスク】世界中で戦争への不安が高まっている?【世界情勢】

  

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 米大統領選から2か月が経過し、トランプ次期大統領の就任まで2週間を切った。

 

 日本のテレビでは連日、世界中の「不安を隠せない人々」の様子を報道し、アナウンサーが心配そうに専門家に質問をする番組で溢れている。ではなぜ人々は不安なのだろうか、日本人は「不安になる」必要があるのか、考えてみたいと思う。

 

・戦争への不安

 世界中の人々が一番懸念している「戦争」についてだが、これは"トランプ氏が大統領になった事"が直接の原因になることは無い。もし戦争が始まったとしても、それはトランプ氏が大統領だからとは言えない、そう私は考える。

 ではアメリカが戦争をする場合を考えてみよう。思いつくのは大体以下の3つだ。

 

  1. 他国からの侵略・宣戦布告
  2. テロ国家への軍事制裁
  3. 集団的自衛権の行使または代理戦争

 

ここで上げた3つのみが戦争の原因に限られるわけでは無いが、ほぼ全てがこの3つに包括されるだろう。では続けて3つの原因について考えてみよう。

  •  まず1「他国からの侵略・宣戦布告」だが、他国からの侵略・宣戦布告はまず現実的でない。世界一の軍事大国アメリカの国防予算6000億ドルに比べ、2位の中国は2000億ドル。世界各国、軍事予算を増やしている昨今ではあるが、国家単体でアメリカに敵う国は無く、侵略は現実的でないと言える。

 

  •  続いて2「テロ国家への軍事制裁」、これは十分にあり得る話だ。例えばイスラム国に対しての空爆、極東の共産主義国家が過激な行動に出た際の軍事制裁など、可能性は多岐にわたる。しかしこれはトランプ氏が大統領でなくとも行われることであり、また世界中の国が同様の対応をとるだろう。そういった背景から、こちらのリスクに関しては別の問題と捉えるべきである。(例えばテロ行為への国家的判断について議論すべきだ。)

 

  •  最後に3「集団的自衛権の行使または代理戦争」だが、世界の警察をやめると言ったトランプ氏が、今までの大統領以上に積極的に関与することは無いと考えるのが普通だ。

 以上のことからトランプ氏の大統領就任によって、世界で戦争が始まる事は無いだろう。しかし、3を見て疑問に思った人がいるのではないだろうか。世界の警察をやめるなら、「誰が日本を守るの?」「誰が太平洋を守るの?」という疑問が出て当然だ。答えは勿論「日本」であり、「太平洋諸国」だ。自分の国は自分達で守る、当たり前に戻っただけだ。「口ではそういうけど本当に出来るの?」と思う人は「アメリカが戦争中に日本に他国が攻めてきた」という状況を考えてほしい、日本に自衛手段が無ければそれこそ終わりである。

 

 少し話がずれてしまったが、トランプ氏の大統領就任が原因で戦争が起こるんじゃないか という心配は取り越し苦労だと感じていただけただろうか。不安を煽るメディアも良くないが、過剰な心配はせずとも大丈夫であると、私は伝えたい。